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Channel: CCYブログ 2013
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衝撃の健康診断結果 その1

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 10月末、外出先からオフィスに戻ると、健康診断の結果報告書が。当日は、昔の仲間と新宿で飲み会があり、退社後、駅で電車待ちの間を利用して、開封。最近は体調不良もなく、気楽な気落ちで報告書をみると、「要精密検査」の文字がいきなり飛びこんできました。思い当たるのは、数十年前からの標準以上の中性脂肪の数値と、いつもぎりぎりセーフのコレステロール値かと軽い気持ちで見ていくと、なんと「大腸がん」の項目で陽性と。
 要するに「便潜血」の結果が陽性ということなんですが、それにしても項目に「大腸がん」と表記するのはどういうことか、デリカシーがなさすぎる。「便潜血」という項目で陽性→大腸がんや大腸ポリープの可能性がありますとか書きようがあると思うがなあ…。ショックを与えて検査の実施率を上げようということなら効果はあると思いますがねえ。
 
 その時のショックは筆舌に尽くしがたいとしか言いようがありません。目の前が真っ暗になって足ががくがくした…といってもオーバーではない。
 
 飲み会の席では、いやなことを忘れようといつも以上に速いピッチで飲みまくれ、どんな会話をしたか、どんな会合だったかも殆ど記憶になし。
 
  自分としては、何の自覚症状もなく(普通自覚症状はないものだそうです)これは他人の検査結果を間違えて入力したに違いない、数日したらお詫びと訂正の通知が来るのではなどと自分に言い聞かせましたが、そんなものが来るはずもなく。不安と恐怖だけが募っていく毎日でした。
 すぐに、医者に行けばよかったのですが、上記のような自分への言い訳を考えていたこと、医者にどんなことを言われるか、大腸の内視鏡検査そのものもどんなものかもよく分からず恐ろしくて1週間も迷っていました。
 
 その間、毎日、明け方になると目が覚めて、恐怖と不安でいたたまれない気持ちに襲われている自分がいて、「こんな状況が続いたら、早晩うつ病になる」とそっちの方の不安もどんどんかき立てられて行きました。
 
 1週間後、決意して主治医のもとへ。自宅近くのこの医院は、30年以上診てもらっているドクターで、東大出身。研究室に残っていればノーベル賞ものの成果をあげることもできたといわれている、名医です。近所にこんなかかりつけのお医者さんが居たことは本当にラッキーでした。(現在も、生活習慣病の薬をもらうため、月1回は通院しています。)
 
医:様子はいかがですか?
私:実は、健康診断の結果で、便潜血が陽性といわれまして。
医:そうですか。じゃあ、内視鏡検査しましょう。
 (なんとも、あっさりと簡単に)
私:(やっぱり、そうきたか)はあ。でも結構、検査は大変なんでしょうね。
医:そんなことはないですよ。簡単に済みます。うちの副院長の腕は大変良いから安心してください。よその医院で手に負えない患者さんがみんなうちに回ってくるくらいですから。技術の上手下手でかなり差がありますからね。
私:わかりました。お願いします。
医:細かいことは副院長が説明します。
 
ということで、検査そのものについては若干、安心したものの、詳しく話を聞くととんでもない大変なものだとわかってまいりました。(続)
 
by  MM59

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